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【化学科 研究室選び】結論:有機化学がおススメ 生化学は…

化学科卒業生が選ぶ、化学科おススメ研究室分野

 

 

学生
化学科3年生(3回生)だけど、どの研究室に進もうかな

 

学生
就職に有利な研究室分野はどこだろう?

 

国立大学大学院の化学科出身者による、

これから研究室選びをする

化学科のみなさんのためへのおススメ研究室分野

 

こんにちは!yuyaです。
国立大学の化学科出身(生化学研究室)の筆者が
筆者の経験や周りの友人の体験談から
読者の学生さんたちにおススメする研究室分野を紹介します!

この記事の構成について

この記事は、以下の3つのテーマに分けて紹介します!

1.研究室分野おさらい編
⇒どのような研究室分野があるのか復習、忙しさも併記
2.就職に有利な研究室分野編
⇒「筆者の経験と友人の体験談から、就職に有利な研究室分野」を紹介
3.それでも選ぶのは自分だよ編
⇒「結局は自分の行きたい研究室に行く」ということを紹介

化学科の研究室分野おさらい

すでにご存じで蛇足だと思われるかもしれませんが、おさらいをします!

 

大きく分けて以下の4つの分野に分かれます。

 

  • 有機化学
  • 無機化学
  • 物理化学
  • 生化学

 

それぞれについて解説します。

有機化学研究室

写真はイメージです

名前の通り有機合成を主に行う研究室です。

 

アルドール反応やグリニャール反応といったよく使う反応系や、

近年では鈴木カップリングやメタセシス反応など、

様々な有機合成を行い新たな化合物や収率の向上をはかる研究室ですね!

 

基礎研究では

例えば下の反応式のように

 

 

chem-stationより

 

なぜこのような化合物が生成できたのかということを

化学反応式を用いて解明します!

 

また後述しますが、

生化学と重複する実験系も多いため、例えばあるタンパク質の機能を解明するために

化合物を有機合成してそのタンパク質にあてがい、分析するということもあります。

 

例えばふぐ毒で有名なテトロドトキシン(以下)の全合成なども

有機化学と生化学との融合の一例ですね!

 

 

1972年に岸義人(名古屋大学、当時)が、

D,L-テトロドトキシン(ラセミ体)の全合成に成功した。2003年には磯部稔・西川俊夫(名古屋大学)らと J. Du Bois(スタンフォード大学)が別々に初の不斉全合成を達成している。

磯部らの全合成はディールス・アルダー反応を鍵反応としており、Du BoisらはC-H結合活性化を用いている。

神奈川大学(東京工業大学)の佐藤憲一 (化学者)は独自に開発した分枝鎖構築法を用いて3つの異なるルートで全合成に成功している。

 

全体として

忙しそうです。中にはバイトを許可されていない研究室もあるようです。

コアタイムは11時3時(つまり11時から15時)が普通らしいですが、

コアタイムなんて建前。

 

9時9時(つまり9時から21時)とか言われているとか。なかには研究室に住んでいる人も。

 

その代わり

就活がイージーモードになります。

(理由は後述)

 

有機化学 就職不利

と調べているあなた!

全然無理じゃないよ!むしろ就職しやすいよ!数年耐えればの話ですが…

無機化学研究室

 

  •  酸化物・窒化物・ハロゲン化物などの「無機固体」
  • 有機との境界領域「有機金属」
  • 物質の表面での現象を追いかける「表面化学」

 

などといった基礎研究に重きを置いた研究室と

 

  • フラーレン、カーボンナノチューブなどを扱う「カーボン材料」

などといった材料化学に重きを置いた研究室があります。

 

いずれにしても様々な分析装置を使用するので応用が利きます。

 

研究室によって忙しさは変わりますが、

ヒマなところはヒマです。

 

この暇な時間に資格の勉強やプログラミングの勉強をする方もチラホラ。

 

なかには研究室在籍中に公務員試験を受ける学生が多いため

公務員養成研究室と呼ばれている研究室があったそうな。

物理化学

 

理論的な基礎として熱力学と量子力学、およびこれら2つをつなぐ統計力学を大きな柱

と紹介されるように、全体として基礎研究に重きを置いています。

 

計算化学・化学シミュレーション、分光学や熱化学がメインでパソコンと向き合うことが多い研究室です。

パソコンと向き合う時間が多いため、

プログラミングなどを使用する場合が多いです。

 

在籍中に様々なプログラミングスキルが身につけば強いですね!

 

在学中からプログラミングをしていることは大きなアドバンテージです。

たとえ化学企業にご縁がなくとも、IT系なども射程圏内になり就活の幅が広がりますね。

 

家でもパソコン遠隔操作で実験できるため、

わざわざ研究室に行かなくてもいい研究室も少なくないです。

 

この通学時間の短縮で何をするかはあなた次第だ!

 

ちなみに筆者は

生化学研究室出身ですが、

何かと使うかもしれないから

「Python」を勉強していました!

 

そしたら今

会社の方で

「C言語」をやらされています。勉強させていただいています。

 

ベースとなる知識があったおかげで

ゼロからスタートを免れたから良かったです!!

 

しかし、今の時代「C言語」なんて使うんだな

JAVAとかC++ならプログラミングで副業できたんだけどなあ

 

生化学

 

生物物理学、細胞生物学、分子生物学、などとも関連は深く

また応用化学としては生理学、生物工学、免疫学、遺伝学などとも連携して研究される為に、

生化学とそれらの学問分野との境界は曖昧です。

 

つまり、

ほかのどの化学分野にも属していますし

どの化学分野にもあてはまらないとも言えます。

 

これが重要です!

 

生化学の研究対象は生体物質全般でありますが、

中でもタンパク質、核酸、糖質など生体由来の高分子は

生化学システムを構成する主役で生化学研究の重要な研究対象です。

 

  1. 実験卓の上で何かしら実験している場合もあれば、
  2. パソコンでシミュレーションする実験もあります。

 

なので、

 

DNAやタンパク質をいじりたいぜっ

と思っていたら何かパソコンでカチカチしている…ってこともなくはないです。

 

両方できるに越したことはありませんが。

 

先述しましたが、

筆者は生化学研究室出身です。

 

いろいろ語りたいことも多いですが、割愛します。

就職に有利な研究室分野

断然
有機化学 研究室
これはガチです。

有機化学が有利な理由1 パイプ(推薦)

太いです。教授と企業にはっきりとしたパイプが存在しています。

 

もちろん有機研究室にもよると思いますが、

筆者が在学中のときは有機化学は推薦が強いイメージでした。

 

また先輩つながりでリクルーター面談経由でとんとん拍子で内定が決まる友人もいました。

 

どこの化学メーカーでも使う

医薬品企業や農薬企業、素材メーカーなどの化学メーカーは

どこも有機化学を使います!

 

これは強いですね。

 

有機化学が有利な理由2 他分野とも重複するので横展開しやすい

有機化学は元来生物を構成する物質を扱う学問であり、生化学とごく密接に関連している。
有機化学における手法は、生化学における化学反応の理解や、生体物質の解析などに応用される。
現在では、有機化学は生化学や高分子化学の基礎として位置づけられている。

 

例えば引用にある通り

 

有機化学は生化学の基礎になっているので、

生化学研究室に行きたいと考えていても

就職を意識して有機化学の研究室に行った後輩が存在します。

 

つまり、ガチでDNAやたんぱく質をいじりたいと思っている方でなく

ぼんやりと「生化学研究室に行きたいなあ~」と思っている方なら

 

有機化学でも生化学研究は可能なので、就職を考えたらそちらも検討してみてはいかがですか?

というかその方がええと思います(個人の意見です)。

 

就職に不利な研究室分野

断然
生化学 研究室
これはガチです。

生化学が不利な理由1 ライバルが多い

化学科に進学する方で多いのは「薬学部崩れ」です。

 

センター試験で薬学部の偏差値に届かなさそうと思った方が、

化学科を志望することが多いですね。

 

元々薬学に興味があった方たちは

研究室で薬学に近い生化学研究室を選びがちですね(筆者含め)。

 

いざ就職活動をするときは

製薬企業や化学メーカーの生化学研究職志望も少なくないですね(筆者の周り)。

 

しかし、このような職種は

 

ライバルが多い

考えてみてください

化学系以外でも生化学研究職を目指す人たちを

 

そう

  • 医学部(研究系)
  • 薬学部
  • 農学部
  • 理学部生物学科
  • 工学部生物工学科

 

もりもりセット!

 

ライバルが多いんですよね。

ただでさえ研究職は博士課程Ph.D(ドクター)を取っている方でも難しいのに

 

修士卒ではなかなか厳しい

いばらの道を進むことになります。

 

就活で

志望する企業(医薬品企業など)に入れなかったからといって

ドクターに行く(D進)はもっと勧めません。

 

限界ポスドクのアライさんの二の舞になってしまうぞ!

大好きなので記事にしました。

 

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生化学が不利な理由2 その割にはほかの業界の足かせ

物理化学研究室や無機化学研究室なら

プログラミングスキルや分析装置の経験を活かして、幅広く業界を選択可能ですが、

 

生化学はそうはいきません。

 

研究職を志望すると、自身の研究紹介

 

いわゆる技術面接があると思いますが

 

化学以外の業界では

「なんで研究と関係ないうちを志望したの?」

となります。

 

はっきり言って足かせです。

 

化学業界の研究職では先述した通りいばらの道です。

 

まさに八方ふさがり

 

しかし上は空いている。

プログラミングを勉強してIT系に行った先輩を思い出します。

 

生化学研究室の筆者の経験(読み飛ばしてOK)

 

TOEIC820点と

甲種危険物取扱者をぶら下げて就活した筆者

 

インターンシップにも積極的に参加し、

みなが知っている大企業の早期面接にこぎつけた企業は一つや二つではない。

 

 

それでも彼は痛感した。

いや痛感せざるを得なかった。

生化学研究室は就活に不利だと。

 

周りの先輩を見てみろ。

IT企業や他業種メーカーなど直接生化学に関係のない会社に就職しているではないか。

 

前例はすでにあったのだ。なら別に研究職にこだわる必要もないではないか。

 

 

彼は業界と業種を広げた。

するとどうだ。

 

今まで一次面接で落ちていたが、スルスルと選考が進んでいくではないか。

 

彼は気が付いた。研究職は自分のいる場所ではないと。

そこからは早かった。世界で存在感のあるメーカー(CMもやってました)に内定を取るや否や

 

 

内定を承諾し、さっさと就活を終えた。

 

 

振り返ってみると

TOEIC820点も甲種危険物も所詮は肩書。使えない。

 

(きちんと取っています、記事にもしています。)

 

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一年後、彼は研究室の後輩に自分の体験談を伝えた。

後輩の彼もTOEICは800点OVER。国体選手になりかけた経験もある。

 

それでも就活に苦戦していた。

 

やはり生化学研究職は厳しいのか。彼も後輩の彼もそう思いかけたとき

農薬企業に内定が決まったのだ。それも農薬研究。このコロナ禍に(2021年5月)

 

めでたい。

 

このように我々の経験を語り継ぐことで読者が就活の犠牲者にならないことを祈る。

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それでも生化学研究室に行きたい方へ

在学中の大学から同じ大学の大学院に行くことが普通かもしれませんが、

学歴ロンダリング(最終学歴を上書きする)も視野に入れてはいかがでしょうか。

 

例えば

大学院を東京大学大学院にするなど。

 

ある方のアメブロの記事を引用しましょう。

アメブロ

tokyo-rikako

https://ameblo.jp/tokyo-rikako/entry-12629095939.htmlより

 

私が所属していた(東大)理学部のバイオ系の学科の研究室では、

お茶の水女子大学や千葉大学を卒業後、大学院から入った人が複数人いた。

 

教授が特別講義をしに行き、それをきっかけに何人か受験したのだ。

ある意味、教授が宣伝して歓迎していたとも言える。

 

純粋に学びたい教授がいるから大学院から東大に行くのは、学歴ロンダリングとは違うという背景もあるが、

大学院から東大に入学しても特に冷遇されることはなく、内部進学と同じ扱いをされていたと思う。

要領が悪くて厳しく指導されていた人もいたが、それは他大学出身も東大出身も両方いた。

 

大学院から東大は、”ロンダリング”にはならないのではないかと思うが、

大学院から東大に入った人たちは、おおむね満足していた人が多いのではないかと思う。

大学受験の東京大学よりも

大学院受験の東京大学大学院の方が、難易度が低いことが多いです。

 

メリット

  1. 研究室の数が多く、やりたい研究ができる
  2. 東大の最先端の実験設備が使用できる
  3. 就活に有利

 

それぞれについて解説します。

 

① 研究室の数が多く、やりたい研究ができる

日本の大学の最高峰ということもあり、研究室の数が多いです。

現在の大学ではそこまでやりたい研究がなくとも、東大ならあるかもしれません。

また教授陣も有名な国際学会の発表常連など、優秀な方が多いですね。

 

 

② 東大の最先端の実験設備が使用できる

日本で数台しかない実験装置も東大ならあります。

東大や筑波、あとは数大学にしかない実験装置も多々ありますね。

(クライオ電子顕微鏡など)

このような装置をもっていない大学なら、わざわざ予約して実験しに行かなければなりません。

センシティブなサンプルなら輸送過程で死んでしまうことも。

 

東大ならキャンパス内にありますので、有利な実験条件で成果が出やすいと考えます。

 

 

③ 就活に有利

就活の際は最終学歴偏重のせいもあり、

日本の大学の最高峰という肩書は強いです。

 

———————————————————————————–

とりあえず3つ上げました。

ほかにも

国立大学なので私立大学院よりも授業料が比較的安いのもメリット

などもあります。

 

デメリット

  1. 受験する必要がある
  2. 周りの学生が優秀

 

① 受験する必要がある

自分の大学の大学院においても受験する必要があると思いますが、

その場合は過去問が容易に手に入り、解答も先生に直接聞くことができます。

 

しかし東大なら、過去問はよくて数年しか手に入らない、

解答が正しいか教授陣に聞くにもアポを取る必要がある、などの障壁もあります。

 

 

② 周りの学生が優秀

メリットでもあり、デメリットでもあります。

 

もし自分が学歴コンプレックスを持っているならば、

東大から東大大学院に進学した優秀な学生に圧倒されて萎える可能性も十分に考えられます。

逆に雑草魂で、コンプレックスをばねに実験に精を出して成果を出す学生もいます。

 

 

以上、筆者自身は東大大学院ではありませんが、

筆者の後輩が東大大学院(しかも二人)に進学したので、そのような話をして知識を得ました。

 

皆さんも一度はホームページをみてはいかがでしょうか。

 

それでも選ぶのは自分だよ

YOUTUBEでひろゆき(2チャンネルの創設者)氏が

「人は選択肢を与えられて、自分で選んだ道の方が強制される道よりも納得する」

と語っておりましたが、まさにこの趣旨通りで

 

自分で研究室を選べば、

反省はするかもしれませんが後悔はしないと考えます。

 

また社会人になると

研究室で何を研究していたか

というより

 

どのように考えて研究したか

が問われます。

 

研究職についても

大学と同じ研究対象でないことはザラで、

 

研究職以外でも

英語(TOEIC)や対人関係、フレームワーク思考と

研究室にいることで養われたスキルをふんだんに使います。

 

もう一度言わせてください。

 

それでも選ぶのは自分だよ

有機化学研究室おススメだよ

 

ちなみにすでに

研究室をえらんでしまったあなた!

 

どうせなら

化学系の資格でも取って有意義に残りの学生生活を過ごしませんか?

 

というわけで筆者の場合は

「甲種危険物取扱者」

を取りました!

 

先に言っておきましょう。

就職活動では使い物になりません。

 

しかし、

縁があって化学系の企業に就職したならば、

危険物取扱者を取らせることも多いので

先に取っておきましょう!

 

危険物取扱者

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ちなみに筆者は

まったく使っていません!!

 

でも、良いんです。

将来使うかもしれないから。

 

 

最後まで読んでいただいたあなた!

プレゼントに

化学科あるあると学生実験の検索のコツ

紹介します!

 

よろしくお願いします!うーん、あるある。

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質問があるならぜひとも送ってください!

年齢も近く、感性が合いやすいと思います!

 

それでは!

 

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